話す速度、速いのがいい?ゆっくりがいい? #2

しっかりと話しているつもりなのに相手に理解してもらえないと言うことは日常生活で結構頻繁に起こることではないでしょうか。

前回「復唱」のお話をさせていただきましたが今回は併せて使える、相手が聞きやすい話す速さについてお伝えいたします。

さて、皆さんは話すスピードはどのように決めているのでしょうか。個人差で比較的早口の人、ゆっくり話す人というのはもちろんいらっしゃいますが、

基本的には
考えながら、理解しながら話す時はゆっくり、
すでに知っていることや、すでに何回も繰り返し言ったことのある言い慣れた言葉は早口になる傾向があります。

そして特に意識しない状態では自分の話しやすい速さで話してしまうなのものです。

では相手が聞きやすい速度とはどのような速さなのか。
相手が聞きやすい速度とはズバリ「相手の話す速さ」です。

前述しましたが、考えながら話しているときは話し方はゆっくりになります。
そのような状態の人に早口で話してしまうと、理解が追いつけない。
また早口の相手にはすでに知っていること、理解してることを話しているため
ゆっくり話されるとイライラしてしまう。

相手と同じ速さで話す、これをすることで相手と話すペースが合い、関係もスムーズに構築しやすくなります。

まずは相手の話す速度に意識を向けるということから始めてください。

また相手の速度を注意深く測ることにはもう一つ大きなメリットがあります。
それは相手から印象としては自分の話を注意深く聞いていると感じさせる効果があることです。

メリットはあるがデメリットはパワフルに効果を発揮しますので、
次に誰かと話す時はぜひ、自分の話しやすい速度ではなく、
相手の聞きやすい速さで話すことに注力してみて下さい。